仙骨呼吸(密息)

先日、スピードスケートの小平奈緒さんの特集を観ました。ちょうど【運動力学を超えた”奇跡の現象”「カタカムナ」で解く 魂の合氣術】を読んでいる時でした。以前と今のフォームを比較した写真で、今のフォームは腕と脚が一直線で捻れてなくて綺麗だな、特製の一本下駄事を履いている姿は、仙骨まで息が入ってそうだなと、なんとなく「仙骨呼吸」を結びつけてみたりして。。。ぜんぜん違うって言われそうですけど^^

さて、本日は日本人特有の「仙骨呼吸(密息)」を「魂の合氣術」からかいつまんでメモしてみます。

 まず、「浮世絵に見る昔の日本人の理想的な姿勢」では

安藤広重の「東海道五十三次」に描かれている江戸時代の人々が、腰が下りた姿勢で踵に重心が掛かり力み無く立っていられ、身軽に動く上で大切な基本だそうです。

 著書では「マノスベの姿勢」と呼び、

・呼吸が深く楽になる

・上体の力みが消える

・前や横から押されても、体の軸がしっかりしている

・体が前傾しにくい

・心が穏やかになり、雑念が出にくい

・無心になりやすい

・自ずと楽しい気持ちが湧き出てくる

そうです。

 

そして、この「マノスベの姿勢」に、「密息(仙骨呼吸)」が伴わないと、画竜点睛だそうです。

吸った息は背骨を通して仙骨に下ろして仙骨を膨らませる密息(仙骨呼吸)

胸を引き上げておくと、呼吸の際に肋骨が前後に波打たない。

登り坂でも息があがりにくいそうです。

 

昔の日本人がしていた「たすき姿」は、胸を引き上げて肩甲骨を寄せた姿勢を保つ為、仙骨呼吸(密息)がしやすくなるそうです。

 

江戸時代までの日本人は、感受性も高く、自然からいただくエネルギーも現代人とは桁違いだったのでしょうね。

なんば走法も右手右足、左手左足を同時に出す体を捻らない歩き方の方がいいようですね。体を捻るのが良くないようです。

どうも、江戸時代まで家畜を食べなかった日本人の腸は長いので、寸胴でないと収まらないそうですね。そして、この日本人特有の仙骨呼吸は、背中が平でないと出来ないとか?

(背中がくびれていると腹式呼吸しか出来ないそうです)

そして、この仙骨呼吸では、神業と言われるような働きが表れるそうですよ。

因みに、「マノスベの姿勢」は宮本武蔵五輪書を参考書にされたそうです。

では。