ひふみ神示 上つ巻 第二十五帖

ひふみ神示より

「 一日に十万、人死にだしたら神の世がいよいよ近づいたのざから、よく世界のことを見てみなに知らして呉れよ。 この神は世界中のみか天地のことを委(まか)されてゐる神の一柱ざから、小さいこと言ふのではないぞ、小さいことも何でもせなならんが、小さい事と臣民思うてゐると間違いが起こるから、臣民はそれぞれ小さい事もせなならんお役もあるが、よく気をつけて呉れよ。

 北から来るぞ。神は気もない時から知らして置くから、よくこの神示、心にしめて居れよ。一日一握りの米に泣く時あるぞ、着る物も泣くことあるぞ、いくら買い溜めしても神のゆるさんもの一つも身に付かんぞ、着ても着ても、食うても食うても何もならん餓鬼の世ざ。

 早よう神心にかへりて呉れよ。この岩戸開くのは難儀のわからん人には越せんぞ、踏みつけられ踏みつけられている臣民のちからはお手柄さして、とことはに名の残る様になるぞ。

 元の世に一度戻さなならんから、何もかも元の世に一度は戻すのざから、その積もりで居れよ、欲張っていろいろ買い溜めしてゐる人、気の毒が出来るぞ、神はよく気をちけて置くぞ。

 この道に縁ある人には、神からそれぞれの神を守りにつけるから、天地の元の靛(てん)の大神、くにの大神と共に、よく祀りて呉れよ。

       六月の三十日、ひつくのか三。         」