天つ巻 第十六帖~十八帖

  ひふみ神示より

       第十六帖

 今度の戦済みたらてんし様が世界中知ろしめて、外国には王はなくなるのざぞ。
一旦戦おさまりても、あとのゴタゴタなかなか静まらんぞ、神の臣民ふんどし締めて神の申すことよく腹に入れて置いて呉れよ、ゴタゴタ起こりたとき、何うしたらよいかと云うふことも、この神示(ふで)よく読んで置けば分かるやうにしてあるのざぞ。神は天からと宙からと地からと力合わして、神の臣民に手柄立てさす様にしてあるのざが、今では手柄立てさす、神の御用に使う臣民一分(いちぶ)もないのざぞ。神の国が勝つばかりではないぞ、世界中の人も草も動物も助けてみな喜ぶやうにせなならんのざから、臣民では見当取れん永遠(とことは)につづく神世に致すのざから、素直に神の申すこときくが一番ざぞ。人間の知恵でやるなら、やって見よれ、あちらへ外れ、こちらに外れ、ぬらりくらりと鰻つかみぞ、思ふやうにはなるまいがな、神の国が本の国ざから、神の国からあらためるのざから、一番つらいことになるのざぞ、覚悟はよいか、腹さへ切れぬやうなフナフナ腰で大番頭とは何と云ふことぞ、てんし様は申すもかしかし、人民さま、犬猫にも済むまいぞ。人の力ばかりで戦してゐるのでないこと位分かった居らうがな、目に見せてあらうがな、これでも分からんか。

       八月七日、一二〇(ゝ)。


   第十七帖

 昔から生き通しの活神様のすることぞ、泥の海にする位朝飯前のことざが、それでは臣民が可哀そうなから天の大神様にこの方がお詫びして一日(ひとひ)一日と延ばしてゐるのざぞ、その苦労も分からずに臣民勝手なことばかりしてゐると、神の堪忍袋切れたら何んなことあるか分からんぞ、米があると申して油断するでないぞ、一旦は天地へ引き上げぞ。

      八月七日、一二〇(ゝ)。


   第十八帖

 何時も気つけてあることざが、神が人を使うているのざぞ、今度の戦で外国人にもよく分って、神様にはかなはん、何うか言ふこときくから、夜も昼もなく神に仕えるからゆるして呉れと申す様になるのざぞ、それには神の臣民の身魂掃除せなならんのざぞ、くどう様なれど一時も早く一人でも多く改心して下されよ、神は急ぐのざぞ。
     八月七日一二〇(ゝ)