富士=普字の巻 第三帖

 ひふみ神示より

 

【  第三帖

 メリカもギリスは更なり、ドイツもイタリもオロシヤも外国はみな一つになりて神の国に攻め寄せて来るから、その覚悟で用意しておけよ。

神界ではその戦の最中ぞ。学と神力との戦いと申しておろがな、どこから何んなこと出来るか、臣民には分かるまいが、一寸先も見えぬほど曇りて居りて、それで神の臣民と思うてゐるのか、畜生にも劣りてゐるぞ。まだまだわるくなって来るから、まだまだ落ち沈まねば本当の改心出来ん臣民沢山あるぞ。玉とは御魂ぞ、鏡とは内に動く御力ぞ、剣とは外に動く御力ぞ、これを三種(ミクサ)の神宝(カムタカラ)と申すぞ。今は玉がなくなってゐるのぞ、鏡と剣だけぞ、それで世が治まると思うてゐるが、肝腎の真中ないぞ、それでちりちりばらばらぞ。アとヤとワの詞(四)の元要るぞと申してあろがな、この道理わからんか、剣と鏡だけでは戦勝てんぞ、それで早う身魂みがいて呉れと申してあるのぞ。

上下ないぞ、上下に引繰り返すぞ、もう神待たれんところまで来てゐるぞ、身魂みがけたら、何んな所で何んなことしてゐても心配ないぞ、神界の都にはあくが攻めて来てゐるのざぞ。

   八月の十二日、〇(〇の中にゝ)のひつくの〇(〇の中にゝ)。】